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Step Up かぶオプ

転売と買戻しとは?

転売と買戻しとは?

投資家が売り買いした数だけ建玉が増えるかというと、そうではありません。転売(てんばい)と買戻し(かいもどし)をすることで、減ることもあります。

投資家が、例えばJPX電鉄のかぶオプを1単位買うと、買建玉は1単位となります。その後、オプション価格(プレミアム)が上昇したとき、取引最終日=権利行使日よりも前に買った1単位を売ることで利益を得ることができます。これを転売と言います。その投資家のJPX電鉄のかぶオプの買建玉は転売した1単位が差し引かれてゼロになります。

その逆のパターンとして、JPX電鉄のかぶオプをまず1単位売った場合、売建玉が1単位となります。これを買戻しと言います。その後最初に売った1単位を買い戻すことで、売建玉は1単位減ってゼロになります。

この「転売・買戻し」は、権利行使や権利放棄とは異なり、お金の支払いのみによって取引を完了させるため、「決済」と呼ばれます。

取引最終日までに転売・買戻しによって決済されなかった残高数、すなわち未決済の建玉は、対象の原資産、例示のJPX電鉄のかぶオプを保有している場合は、JPX電鉄の株式を買い方が権利行使するか権利放棄することで、すべての決済が完了することになります。

ちょっと応用編

少し例を使って応用してみましょう。JPX電鉄のかぶオプのコールオプションを10単位買った後、3単位を転売してみます。この場合、買建玉はまず10単位に増えた後、転売した3単位が減って7単位となりますね。そのまま取引最終日となると、どうなるでしょうか?

転売・買戻しによって決済されなかった、つまり未決済の残高は買建玉の7単位です。7単位分のJPX電鉄を買う権利がありますので、権利行使をして買い付けることもできますし、権利放棄することもできます。権利行使日のJPX電鉄の株価がコールオプションの権利行使価格よりも高い場合には得をする場合だけでなく損をする場合もあるので、手数料などのコストを踏まえて権利行使するか権利放棄するか判断しましょう。


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